冬の寒さもだいぶ落ち着いた3月の末に、神戸映画資料館に行ってきました。
かつて阪神淡路大震災により、神戸は大きな被害を受けました。しかしその後、多くの人々の努力により、美しい神戸が蘇り、今では映画のロケーションの場所としても人気です。
そんな中、震災による傷跡が大きかった長田では、新たな街づくりが進められていました。そこで、「神戸映画資料館」は誕生しました。
神戸に映画の歴史が始まったのは、以前ブログに登場した「元町映画館」の記事にも書いてあります。その記事を書いているときにたまたま「神戸映画資料館」の存在を知り、ぜひ詳しく知りたいと思い行ってきました!
「神戸映画資料館」へは車で行き、大きな建物かなと思いきや、大正筋商店街の隣にあるアスタくにづか1番館という建物の2階にありました。
やっと見つけたときは、「あー!」とつい声が出ました。嬉しくて入り口のところを記念にパシャリ!
入り口の前の看板には…
なんとミニシアターがあるみたいです!
中に入ると真っ先に大きな機械たちが目に入ってきました。
昔に使われていた映写機や手回しの映写機です。
なんだか時代を遡ったようで、すごく迫力がありますね!
そして中に入ってみると、シンプルなロビー兼カフェがありました。普通のテーブルにカウンターテーブルもあり、なんだかおしゃれな雰囲気です。
見渡すと、たくさんの本や資料がずらっと並んでおり、それが全部映画に関するもので、映画好きには堪らないんだろうな~と思いつつ、とりあえずカフェで紅茶を頼んで座ってゆっくりすることにしました。
資料はこれ以外にもたくさんありました!
さらに、見たことのない昔のレトロな映画ポスターのコレクションたちが壁に飾ってありました。これは著作権関係で撮影ができませんが、面白そうなものがたくさんあり、機会があったら見てみよう!と思いました。
カウンターテーブルの奥に受付とミニシアターの入り口があります。
(映画ポスターにはモザイクをかけています。)
この写真の奥にある黒いドアが、ミニシアターの入り口です。
私が行った日には残念ながら映画上映の予定はありませんでしたが、奥で作業されている方にいろいろ質問をすると、中を見せてくれることになりました。
38席しかない小さな劇場でした。
そして振り返ると…
なんと映画は昔に使われていたフィルム映写機で上映されているみたいです!
わたしは映画を見ることが好きで、月に1回は映画館にいって映画を見るのですが、デジタルなプロジェクターから上映されていたものしか見たことがなくて、映写機で映し出される映像がどんなものなのか、すごく気になりました。今度は上映予定をしっかりチェックして、また見に来ようと密かに決意しました・・・。
この「神戸映画資料館」では、神戸映画資料館を支える会というものと、神戸映画資料館シネマ倶楽部があり、入会ができるそうです。入会されると、映画を無料で見れたり、いろいろな特典があるみたいです。関係者の話によると、だいたい年に5回見れば1回は特典がついてくるそう。
また、100円で1日会員になれます。1日会員になると奥にある資料室を見ることが出来ます。
資料室では昔の映画はもちろん、外国の作品や阪神淡路大震災の時に被災された方々が撮った実際の映像などが集められたものも見ることが出来ます。
さらに、映画を見られるだけではく、無料で参加できるアーカイブ活動などもされています。
映画の関係者や映画を研究している大学生なども参加が予定されているという。
私が行った時にも、奥のテーブルで映画作成の関係者らしき方々が談話されていました。なんだかすごい場所だなと思いつつ、「神戸映画資料館」をあとにしました。
「神戸映画資料館」では毎月上映スケジュールが掲載されているポスターを作っています。また、ホームページでも上映スケジュールがチェックできます。
大きな映画館では上映されない作品や昔の映画など、映写機から映し出される普段と一味違った映画を、「神戸映画資料館」で楽しんでみてはいかがでしょうか?
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