2016年3月20日日曜日

神戸が誇るお土産

神戸の美味しいお土産を見つけるために三ノ宮へ行ってきました!

私は、今ひとり暮らしをしていて、長期休暇で実家に帰るときは、JR三ノ宮駅前でお土産を買って帰ります。
いつもは、ビアードパパのシュークリームを買って帰るのですが(ビアードパパのシュークリームは、注文したその場でクリームを詰めてくれるので、新鮮さがあり、サクサクで美味しいです)、せっかく神戸に住んでいるのだから、神戸が誇るお土産は何かということを一度調べてみようと思いました。

早速、多くのスイーツが集まるサンチカで神戸のお土産を探しに行ってみました。
私の勝手な憶測では、三ノ宮はデパートや飲食店がたくさんあり、若者の街というイメージですが、地下は高級感があり、セレブが集う場所だと思っていました。
そこで、勇気を振り絞ってサンチカに入ってみると、やはりセレブが集っていました。
しかし、なかには学校帰りの高校生もいて、なんとか馴染むことができました。


写真はたくさんの人で賑わうサンチカです。

サンチカにはたくさんのスイーツのお店が並んでいて、神戸発祥のお店もあります。

そもそも神戸がスイーツで有名になったのは、神戸港があったからです。
1867年に神戸港が開港され、その1年後には約500人もの外国人が神戸に在留し、その外国人のためにパン屋や洋菓子が作られるようになりました。
しかし、チョコレートは運ばれているうちに溶けてしまうなど、決して簡単ではありませんでした。そのため、貿易が始まった頃は主にコーヒーが神戸に運ばれてきました。
つまり、今私たちが当たり前のように食べることができている洋菓子にもコーヒーにも、歴史があります。日本で簡単に手に入るようになるまで、様々な工夫や経緯があったのです。
特に神戸スイーツを代表とする外国文化は、神戸港が開港したからこそ楽しむことができるようになりました。そのように考えると、神戸港で行われてきた貿易が、どれほど今の神戸に影響を及ぼしているのかがわかります。
私は神戸港がこれほど大切な役割をしていたことを知りませんでした。しかし、神戸のお土産について調べていくうちに、その背景が見えてくるようになりました。

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サンチカに入ると甘い香りが漂っていて、平日にもかかわらずたくさんの人がいました。
私はサンチカの知識がなかったので、まずはインフォメーションに行って、おすすめの商品を聞きました。すると、案内係の方がとても丁寧に「フロインドリーブ」というお店を紹介してくれました。


「フロインドリーブ」は、創業者のハインリッヒ・フロインドリーブが第一次世界大戦でドイツ人捕虜として、日本に連れてこれらたことをきっかけに、神戸で始められたパン屋さんです。そこから、パンだけではなく、洋菓子も作られるようになりました。
全国から愛される有名なお店なのですが、経営者のこだわりで、神戸市内のみで販売されています。そのため、遠方から訪れるお客さんも多いようです。
まさに、神戸が誇るお土産のひとつだと思いました。

フロインドリーブ

これが1日50箱も売れている、店名と同じ名前の「フロインドリーブ」というお菓子です。
私は我慢できずに早速その場で一枚食べました。
コクのあるバターの風味が香ばしく、普通のバターと違って深みのある濃さを感じました。パイも、パリパリしているのにしっとりとした食感が美味しかったです(手のひらサイズのパイを、結局その場で三枚も食べてしまいました)。
さすがおすすめの神戸スイーツ!サクサクといくらでも食べられる美味しさでした。

私がお土産で買っていたビアードパパのシュークリームは、多くの店舗があり、海外進出もしています。そういった、どこでも購入できるという現代ならではの良さもありますが、今回初めて訪れた「フロインドリーブ」は神戸限定で販売されています。神戸は、そういうこだわりが生まれる場所なのかもしれません。
私はこのことに、また神戸の新しい魅力を感じました。
まだまだ神戸が生み出したスイーツがたくさんあるので、神戸にいるあいだに探索しようと思います。





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