寒さが厳しいある日、私はボウリング場へ遊びに行きました。
ボウリングは日本発祥のものではないのです。発祥の所説はいくつかあるのですが、今回は神戸の説を紹介しようと思います。
1868年(明治元年)ドイツ人が中心となり、クラブ・ユニオンが誕生しました。
そしてその翌年の1869年(明治2年)4月20日に、外国人居留地のある神戸にも伝わり現在の東遊園地の南側にクラブハウスが設立されたそうです。
クラブハウスというのに訪れたこともなければ、見たこともないので全く想像がつきませんでした。1870年にはイギリス人を中心とした、インターナショナル・クラブがクラブ・ユニオンの土地を買い取り、20年後の1890年(明治23年)にイギリス人の建築家によって、大きな中世風の赤レンガと白い花崗岩の2階建ての建物が建ち、その後そこは神戸を代表する社交クラブとなったようです。
この建物の中には、バーやダイニングルーム、図書室にビリヤード室があるなか、二つのレーンのボウリング場があったというのです!これが神戸で初めてのボウリング場とされています。この頃のボウリングというのは現在のようなスポーツ的なものではなく、お酒を飲みながら楽しむ娯楽の要素が強かったようです。
スポーツとしてのボウリングのはじまりは戦後の1952年(昭和27年)に東京ボウリングセンターができたことにより一般的なレジャーとしてのボウリングが流行しました。神戸では1956年(昭和31年)に神戸山手女子短期大学の体育館にボウリングレーンが設置され、1962年(昭和37年)に西宮コマボウリングセンターが、オープンしたことにより兵庫県内で大ブームとなっていたようです。かつて、神戸クラブがあった東遊園地には、神戸におけるボウリング発祥の記念碑が建てられているそうです。
次回はいよいよ、ボーリングにチェレンジします!
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