2016年1月29日金曜日

第5回 神戸マラソンの応援に行ってきました!

20151117日日曜日。

朝起きて窓の外を見ると、パラパラ雨模様。
どうなることやらと思いましたが、スタートの時間が近づくにつれて雨が止み、雲の合間からは太陽が覗くほどに天気は回復していました。

雨の後のしっとりした空気が少し冷たくて、ランナーの方も走りやすい、絶好のマラソン日和だったと思います。

今年で第5回目となる神戸マラソンは、「みんなで咲かせる“感謝と友情”のひまわり」というテーマで、ランナーも沿道の人も「ひまわり色」のものを身につけよう!という企画が催されていました。

そのためか「ひまわり色」のTシャツや帽子などを身につけている人がちらほら。中には全身「ひまわり色」だったり、頭に造花のひまわりをつけている人もいました。
神戸マラソンの公式サイトでは、メガホンやチアポンポンの作り方が公開されており、それらを手作りして持ってきている人もたくさんいました。

午前9時。いよいよスタートの時間です。
カウントダウンの声が聞こえると、自分が走るわけではないのにドキドキしますね。
ピストルの音が鳴って、一斉にスタート……



……というわけでもなく。
先頭の人が来てから、ゾロゾロゾロゾロ……人の流れが止まない!


目が回りそうです!ほんとにすごい人の数!


時間を見てみると、フルマラソン出場者18000人全員がスタートし終えるまで18分もかかっていました。

私はマラソン大会の観戦がはじめてだったので、とにかく驚きました。
その30分後にクォーターマラソンがスタート。こちらは2000人だったのでスタートは3分で終わりました。(あ、ちょうどカップラーメンができますね。)
2000人でもすごい人の数だし、スタートだけでも3分かかっているのに、なんだか短く感じました。

* * *

そのあと私たちはゴール地点に向かいました。
ランナーの皆さんの42.195㎞の最初と最後だけをかいつまんで見るなんて、ちょっと贅沢な気分です。


私たちが到着すると、既にものすごい人の数で、とてもにぎわっていました。ランナーが走ってくるたびに「がんばれ~!」「もう少し~!」と声援が聞こえてきます。

子供たちが風船(応援でよく使用する、細長い、叩くと音が鳴るもの)を持って、応援している姿はまっすぐで、ガンバレ!という純粋な気持ちを感じました。とても素敵でした。

そして何より素敵だったのは、やっぱり帰ってきたランナーの皆さん。
本当に42.195㎞走ってきたの?!と思えるほど、笑顔がまぶしくて、見ているこちらまで笑顔になれました。もちろん走っている時はしんどそうな様子の方もたくさんいたのですが、ゴールの瞬間は皆さんキラッキラの笑顔でした!

また、ゴールのすぐ横で見ていたからこそ、見えたものがあります。
それは、自分が走ってきた道に向かって、深く礼をするランナーの姿でした。

マラソンにチャレンジした彼ら・彼女らにとって、この42.195㎞はすごく意味のあるもので、それぞれにドラマがあるんだろうなあと思いました。
「走り切ったからこそ、見える景色」があるからこそ、また走ろうと思うのでしょう。
そんな一瞬を見て、近年マラソン人口が増えているのもわかるような気がしました。
そして私も死ぬまでに一度ぐらいは、42.195㎞を走り切って、その景色を見てみたいです。









第5回神戸マラソン

20151115日に第5回が開催された神戸マラソンに行ってきました!

前日から雨がたくさん降っていたので心配していましたが、前日の雨を忘れさせるほどカラッと晴れていて、運動の秋にふさわしい天候でした。

「洗濯物を干してきたらよかったなー。」と思いながら三ノ宮駅に着き、そこから徒歩5分くらいのところにある立派な建物の神戸市市役所がスタート地点でした。

いつもは交通量の多い三ノ宮も、この日は交通規制が行われていて、静けさの中にランナーと、それを見守るたくさんのギャラリーの人たちのこの日に懸けた想いを感じました。
9時の号砲の音と共に約2万人ものランナーがゴール地点のポートアイランドを目指してスタートしました。

この2万人のランナーの中には、今年から新設された年齢・男女別に設定された記録上回るランナーを優先して抽選する「年代別チャレンジ枠」のランナーが2000人、東日本大震災の被災地からの申し込みは全員を当選し、700人が参加したそうです。


2万人ともなると全員がスタートし終わるまで20分かかりましたが、ランナーの人たちは仮装して走っていたり、知り合いの人がわかりやすいように風船をぶら下げたりしていて、見ていてすごく楽しかったです。



それから私たちはゴール地点のポートアイランドに行きました。

ゴール地点には地元の小学生がずらっと並んでいて、赤や黄色や緑のカラフルな秋を感じる服を着て声援を送っていました。


結果は……

男性1位の方は42.195キロを2時間1801秒、女性1位の方は2時間4201秒で走り切りました。

僕たちが電車で移動してきた距離をこんなタイムで走り切ることに驚きました。


この長い距離を走り終えたランナーの人たちは、走り切ったという達成感を浮かべている人や、タイムを見て悔しそうにしている人がいました。

ゴールした後、走り切ったコースを見て、頭を下げている人を見て、スポーツは素晴らしいものだと思いました。


帰りの電車で走り終えた旦那さんに肩を貸して歩いている家族を見かけました。
今回の神戸マラソンのテーマは「感謝と友情」だったのですが、
帰りの光景を見て、まさにその言葉がこの場所で実現されていると思いました。
このような機会は初めてだったので行って良かったです。

2016年1月23日土曜日

神戸ルミナリエ ~神戸を包む希望の光~

 ゴーンゴーン……
 ゴーン、という鐘の音とともに灯った 鮮やかな光。
「わあっ」という歓声。照らし出される笑顔。
 今年もルミナリエの光が神戸の街を彩った。

神戸ルミナリエは、阪神淡路大震災で犠牲となった方々への鎮魂の意味と、神戸が復興へと向かう希望の光となるようにという意味が込められ、震災が起こった199512月から継続して開催されているイベントだ。

21回目となる今年のテーマは「心の中の神戸」。124日〜13日の10日間にわたって開催された。今回から、約30万個すべての電球がLEDになったり、例年とは違ったモニュメントが設置されるなど、初の試みが取り入れられたことも話題となった。

元町からメイン会場へ向かうルートは毎年、人の波でごった返す。
土日はメイン会場にたどり着くのに1時間かかることもあるほどで、それほどルミナリエは神戸の人々にとって特別な行事なのではないかと感じた。


最終日となる13日の日曜日に、私は募金ボランティアとしてルミナリエに参加した。昨年に続き二度目の参加で、今年はメイン会場である東遊園地で活動を行った。

ルミナリエは 毎年、来場者による募金の協力があって継続して開催することができている。

つまり、人々の善意の気持ちで美しい光を灯すことができていると言っても過言ではない。この美しい光を来年も、さらにその先も灯すことができるよう募金への協力を呼びかけることが私たちボランティアの役割だ。少しでも多くの方に協力していただくために 募金箱の前に立ち、呼びかけを行った。
                                           
モニュメントの点灯と同時に活動開始。

「ルミナリエの継続開催に向けて 募金にご協力お願いします!」

 この言葉を何百回言ったのだろう。

 道行く人に呼びかけていくうちに、多くの方々が募金に協力をしてくださった。
その年代は幅広く、地元のおじさんから仲睦まじいカップル、お母さんに抱っこされた小さい子どもまで100円を握りしめて

募金に協力してくださると、自分のことのようにとても嬉しい。募金をしてくださった方にサンクスカードを渡していくたびに、心の底から「ありがとう」の気持ちでいっぱいだった。


しばらく活動を続けていると「寒いのにお疲れ様、がんばってね」「来年もルミナリエ、開催できたらいいね」などと声をかけてくださる方もいらっしゃった。

寒さも厳しくなってきた時期で、長時間にわたる屋外での活動は根気がいるものだったが、自分たちが楽しむだけでなくスタッフのことも気にかけてくださる人がいることで「よし、がんばろう」と思うことができた。

活動の中で神戸の人の思いやりに触れることができたように思う。人って、あたたかい。



今回この活動を通して、神戸にずっと住んでいる私にとって、ルミナリエは自然と身近な存在だったのだと気づいた。

それは、ただ見学するだけでなくスタッフの一員という立場でルミナリエをみることができたからである。毎年開催されることが当たり前になっていた中で、これほど 無くなってほしくないと思ったのは初めてだった。

21時を過ぎると少しずつ人も減っていき、まもなく消灯のアナウンスと「しあわせ運べるように」という曲のメロディーが流れてきた。

この曲は震災の時につくられたもので、復興の願いが込められている。神戸にずっと住んでいる私は、小学生の頃から歌い継いできたもので、馴染みの曲だ。
聴きながらぼんやりモニュメントを見ていると「支え合う心と明日への希望を胸に」というフレーズと、ルミナリエの光が重なり、込みあげてくるものを感じた。

 そして、再び鳴り響く鐘の音。
 
 ゴーンゴーン……
 ゴーンパッ。
 
 静かな歓声とともに灯りが消えた東遊園地。
 
 こうして21回目のルミナリエは幕を閉じた。


今年のルミナリエには325万人もの人が訪れたそうだ。

震災を経験した人、その経験を語り継いでいく人来場者それぞれの目にこの希望の光はどう映ったのだろうか。今回のテーマである「心の中の神戸」。それぞれの想う心の中の神戸は、同じ未来を描けているだろうか。

 ただのイルミネーションではなく、震災の記憶を後世に語り継ぐルミナリエ。
 
 来年以降も、あたたかな光が神戸の街を、そして人の心を包むことを願う。                    






2016年1月21日木曜日

神戸ベイクルーズ ロイヤルプリンセスに乗りました!

港!と言えば、やっぱり船ですよね。
ここ、神戸港では、「オーシャンプリンス」と「ロイヤルプリンセス」という2種類の遊覧船が毎日運航しています。特に週末は家族連れやカップルなど、たくさんの人々で賑わっています。
今回わたしは友達と一緒に「ロイヤルプリンセス」に乗ってきました。




出航時間ギリギリに乗り込んだので、船内はかなり混み合っていました。そのまま船の後ろ側の展望デッキまで進みました。すぐに、ゴゴゴゴゴ……とエンジンの音がして、煙のにおいが漂ってくると、いよいよ出航!それだけでもうドキドキします!

船が加速して、沖に向かって船が動き出しました。
ポートタワーやオリエンタルホテル、観覧車などいかにも神戸!という景色がどんどん小さくなっていきます。もう12月というのもあって、風が冷たくて寒かったですが、そんなことも忘れさせてくれるほどきれいな景色でした。

沖に出ると、ふわ~んふわ~んと船が波に揺れました。
船特有の浮遊感で、少し気持ち悪かったですが、やっぱり港の中と外では、全然海の状態が違うんだなあ……と思いました。
沖に出て、少しすると、「遠くには明石海峡大橋が見えます。」と船内アナウンスが聞こえてきました。確かに遠いけど見える!


……わかりますか?
かなり小さいのですが、中央奥の方に見える橋が明石海峡大橋で、右側の陸地が淡路島です。
私は毎日の通学で、電車の窓から明石海峡大橋を見ているのですが、それとは違った角度、違った場所から見ることができたので新鮮な気持ちでした。

私たちの大学、神戸学院大学のポートアイランドキャンパスが見えてきました。
改めて、大きいなあ!と思いました。
私が通うことはないですが、本当にきれいな建物で、自慢のキャンパスです。

コースの最後には神戸大橋の下もくぐります。見てください、この写真!




大迫力ですよね!!!
実際に船で神戸大橋の下を通ってみないとこの迫力は伝わらないかもしれませんが、こんなに大きかったのか!と、びっくりしました。
きっと、ポートライナーで通るだけでは気付けないことだと思います。

40分間の船旅は本当に有意義なものでした。今回は夕方だったので、今度は夜に乗って、あかりの点いたハーバーランドを見てみたいなあと思いました。
毎時15分に「オーシャンプリンス」が、毎時45分に「ロイヤルプリンセス」が運航しており、大人は1,100円、中高生・シルバー(65歳以上)は900円、小人(小学生以下)は550円で乗ることができます。
皆さんも是非、一度乗ってみてくださいね!素敵な思い出になると思います!


ちなみにコースは下の画像です。
(神戸ベイクルーズの公式HPから引用しました。)


①神戸ハーバーランド ②川崎重工 ③海上自衛隊の潜水艦
④三菱重工業 ⑤明石海峡大橋 ⑥神戸港第一防波堤東灯台
⑦神戸空港 ⑧ポートアイランド ⑨神戸大橋 ⑩中突堤・メリケンパーク

神戸ベイクルーズ 公式HP
http://www.kobebayc.co.jp/index.html