冬の晴れた日。今年は暖冬ということで、ポカポカ陽気でルンルン気分になった私は、前から気になっていた街のパン屋さんに出かけることにした。
神戸といえばパン!パンといえば神戸!というくらい、神戸にはパン屋さんが多くありますね。それもそのはず、神戸のパンの歴史は神戸港開港と共に始まったのです。開港を契機にフランスやドイツなどのあらゆる国からパンの技術が入ってきました。
開港の翌年には、居留外国人のための、外国人によるベーカリーが開業し、そのうちに日本人によるベーカリーも誕生しました。
開港を契機にフランスやドイツなどのあらゆる国の食文化が入ってきたことです。
三ノ宮駅から徒歩5分。駅前の賑わいから少し足を延ばし、大通りを1本裏に入ると、オフィス街があります。その通りにあるビルの地下1階に降りると、隠れるように営業しているパン屋さん「ブランジェリー・コム・シノワ」にたどり着きました。
お洒落なレンガの壁に、黄色い扉が目立ちます。入口横には、「おすすめパン」「おすすめガレット」「ランチメニュー」が書かれたボードが置いてありました。
さっそく店内に入ってみると、数え切れないほどのパンがずらり。う~ん、いい匂い♪
はちみつとバナナ、マスカルポーネチーズのコンビネーションを楽しめる「そんなバナナ」や、ふたくちサイズのフレンチトースト「ふたくち」など、どのパンも、他では見られないような個性的なものばかり!どれも本当においしそうです。あまりの種類の多さに、いつまでたっても選べないので……入口横のボードに書いてあったおすすめのパンを食べてみることにしました♪
店内には、ワンドリンク制のイートインスペースが設けられており、今回はそこで、ホットコーヒーを頼んで、いざ実食!
ブレッド・アヴァン(レーズン)
「ブレッド・アヴァン(レーズン)」は外はカリッと、中はしっとりもちもち♪小麦の優しい味わいと、レーズンの程よい甘さがいい感じにマッチしています。ブレッド・アヴァンのこだわりは、北海道産小麦100%で仕込んでいるところにあるそうです。小麦以外の材料は、レーズン酵母液、食塩、モルト、水のみ。材料も工程もシンプルだからこそ、小麦本来の味がしっかりと感じられる一品です!
「ガレット・デ・ロワ」
「ガレット・デ・ロワ」はサックサクのパイ生地に、甘くてなめらかなペースト状のさつまいもが包まれています。これは、パンというより、ケーキといった方がいいかもしれません。見た目もすごくお洒落で、まるで芸術作品のような美しさ。今回は、あらかじめ八等分されたものを購入しましたが、ホールでも売られていました。クリスマスや誕生日などにも良さそうです♪
「ブール・ド・ノルマンディー」
「ブール・ド・ノルマンディー」は、A・O・P認定の発酵バターを使用しているそうです。A・O・Pとは、アペラシン・ドリジン・プロテジェの略で、製品の質の高さを保証するEU共通の制度のことです。口に入れた瞬間、バターの風味がじわ~っと広がります。ほんのり甘くて優しい味わい。ふわふわなのにしっとり感もあり、独特な弾力があります。何とも言えない新食感なので、ぜひ実際に足を運んで食べてみてほしい一品です。
今回はおすすめパン3つについて、紹介しました。まだまだ美味しいパンは、沢山あります。次回、お楽しみに!
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